君と本気のラブゲーム
「ん…っ」
始めは力が入っていた唇も、何度も角度を変えていくうちに、無駄な力が抜けたようだった。
不器用に、だけど確かに応えてくれるキスが幸せで、気付けば深く唇を合わせていた。
「京佑、くん」
一度離れたキスの合間。
ぼんやりした潤んだ瞳で見つめられて。
今まできいたことのないような、甘ったるい声で名前を呼ばれて。
「きょうす…、っん…!」
もう一度呼ばれたら、理性なんかあっという間に瓦解(がかい)してしまう予感がして。
だから、無理やり唇を塞いだ。
キス以上は、だめだ。
「……っ!」
……分かっているのに、するりと、手を綺深の服の下に滑り込ませていた。
ホテルに常備されているものではなく、ロンTにジャージっていう、色気もなにもない格好なのに。