意地悪なご主人様【おまけ完】
「夏樹ちゃんは優しいな。

巧、文句があるなら、

食べなくてもいいんだぞ?」

と言ったが、

巧は知らん顔。

・・・

兄弟とはいえ、

ムカつくヤツ。

・・・

「巧、謝ってください」

夏樹の一言。

・・・

「悪かった、言いすぎた」

・・・

・・・あれ?

素直に謝った。

なんか気持ち悪い。

本当に明日は、槍が降るかも。

・・・

「べ、別に、

謝ってくれればいいんだ。

さ、食べよう。腹減った」

オレの言葉に、

二人も椅子に座り、

ご飯を食べ始めた。
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