意地悪なご主人様【おまけ完】
テーブルの上には、

真ん中に存在感抜群な

誕生日ケーキ。

・・・

両サイドには、

シャンパングラス。

シャンパンはしっかり冷やす為、

氷水の中に入っている。

・・・

「…巧、これ」

うるうるとした目で、

巧を見つめる。

・・・

巧は今までにないくらい、

優しい笑みを浮かべ、

・・・

「誕生日、おめでとう。

こんなもんじゃ終わらないからな?

さ、座って?」


「・・へ?」

私を座らせた巧は、

キッチンに向かった。
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