意地悪なご主人様【おまけ完】
・・・

時間ばかりが過ぎていく。

・・・

答えは全然出せないのに・・・

・・・

相変わらず優しすぎる巧を、

不審に思いながら、

今日も一日が終わりを告げようとしていた。

・・・

「そこに座れ、夏樹」

巧に言われ、

言われた通り、

その場に座った私は、

巧を見つめた。

・・・

「オレに黙ってる事はないか?」

「?何を突然」

真剣な顔をした巧に、

首を傾げる私。

・・・

しばしの沈黙の後、

巧が重い口を開いた。
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