いつか必ず…


「もしかして冬也くん、好きな人いるの?」


私は軽く聞いてみた。


「…いるよ。」


冬也くんも好きな人いたんだ。
それなら…


「私、冬也くんの恋応援する!!
だって友達だもん。」


私の言葉に冬也くんの表情が曇った。


「……友達か……」


ボソッとしたつぶやきは私の耳には届かなかった。
冬也くんの恋を応援しよう。それしか考えていなかった。


< 121 / 260 >

この作品をシェア

pagetop