いつか必ず…
私たちは次にプリ機へ向かった。
ちなみにプリ機も初めてだったりする。
「普通でいいからな。」
普通って言われても……っ
どういう表情がいいのかわからなくて、一枚目は無表情に写ってしまった。
「川内笑え!」
今度は冬也くんの指示に従ってニコッと笑った。
さっきよりはましになった自分の表情を見て少し安心した。
一枚ずつ撮ってくにつれて私の表情も少しずつ和らいでいった。
そして最後の一枚。
「川内、変顔!!」
いきなり冬也くんからの指示が飛び私は慌てて変顔をしようとしたけれど、変顔なんてなにすればいいのかわからなくて、とりあえずあっかんべーだけした。
なんもおもしろくなんかないのになぜか冬也くんに爆笑された。