いつか必ず…
「あーーっ!!
冬也と悠梨ちゃんがラブラブしてる!!!」
陽くん…何か勘違いされてますよ。
いつもの元気の良さに私は自然と笑顔になった。
「陽。
変なこと言うな。
それにラブラブなのはあんたらだろ。
朝から仲良く2人で登校か?」
「「違う!!!!」」
「ハモってるし。
本当仲いいよなお前ら。」
「だね。」
冬也くんの突っ込みに私もニコニコしながらノる。
「悠梨ちゃんまで言うかっ!!」
だって2人とも…本当に仲が良くて羨ましいから。
「俺らはただ下駄箱で会ってそのまま一緒に来ただけだから。」
「じゃあそういうことにしといてやるよ。」
「どうして上からなんだよ!?」
冬也くんが陽くんや那月をイジりたくなる理由、今ならわかるな。
2人は両思いだけどまだ思いを伝えきれてない。
そんな2人を見てるときっと楽しいんだろうな。