切恋〜Tearheart〜
『学校、無理してこなくていいんだよ』
美波は抱き締めて言った。

そっか…
無理してこなくても
転校しちゃえば…。
そういう考え方を今まで
できなかった。



美波と別れて
家に帰った。

今まで学校の事を
お母さんに話していなかったからか
お母さんは
転校する事に
同意してくれた。

お母さんはすぐ
学校に連絡した。


私は明日だけ
学校に行くことになった。

送信;廉くん
学校やめる事にした。
別の学校にいくの!
どこの学校がいいのかな?

チャラーン♪
受信;廉くん
そうなんだ!
よかったじゃん!
社長に話してみようか?

返信を返そうとしたら…

プルプルプル〜♪
着信;社長
<廉から話は聞いた。
辛かったんだな。
大丈夫。
廉と同じ学校はどうだ?
マンションも
事務所が出すっていうのはどうだ?>

<いいんですか!?>

<あぁ。
じゃあ明日にでも手配しとくよ
んじゃあな>

…こんな良い話ってあるもんなの!?

その夜、私は
ぐっすり眠れた。
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