となりの猫村くん
(猫村side)

「い、行ってもうた……」


突然叫び(?)が聞こえて振り向いたら呆然とするハルトさんがいた。
ちなみに彼は(一応)先輩で、大阪出身。

詳しくは分からないけど、どうやらハルトさんが話しかけた途端逃げるように走ってったそうだ。


「ハルトさんがアホだから逃げたんすよ」

「いやどの辺が関係ある?」
「そのままですけど」

「お前絶対先輩と思うとらんやろ!?」


ギャーギャー騒ぐハルトさん無視して下を向いていたら、ポツンと落ちてるリュックを見つけた。

さっきの奴のか?
確かにうちの学校は基本何を持って来てもいいけど……リュックの奴なんてあんまり見ねェよな。しかも女子だろ?


「ビックリして落としていったんやな…。光、明日届けてやり」

「は?何で俺が……」

「やってそれ……お前のクラスん子のやろ?」

「えっ」


ハルトさんに言われてリュックについてる名前付きキーホルダーに気付く。

“2年6組*中村海陽”

< 10 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop