END

彼女の遅刻癖はこの先も治らないだろう。
遅刻する事をわかっているのに時間通りに来る私も懲りない人間だとつくづく思う。

それを許してしまうから彼女は遅刻をするのだろうし、
だから友達と呼べる人間は居ない。私しか。

彼女を可哀想だとは思わない。自業自得だから。
それを彼女が気付くまで私はこのままの関係で良い。

そして今日もまた私は笑顔でこう言う。

「大丈夫、気にしないで。」

なぜなら私にも友達と呼べる人間は彼女だけなのだ。



彼女のオーダーも済んで席に着く。
トレーの上に乗っているものを見て、相変わらずだなと感じた。
甘党で、ここのカフェではココアしか頼まない。
春夏秋冬、季節問わずにこのカフェではココアしか飲まないのだ。
彼女なりのこだわりがあるのか、もしくは他は好まないのかは解らないが
彼女が他の飲み物を口にしている事は見た事がない。

ココアののホイップクリームを掬う彼女の胸元はガッツリ空いてて
同性ながら目のやり場に困った。
自分の自身のある部位だからなのだろうけれど、
半分も胸を出して外を歩く勇気は私にはないな。
等と関係無い事を考えていると

巨大な乳房を持つ彼女がこだわりのココアを一口口にし、

「早速なんだけどね、相談いいかなあ?」

私がここで3杯もオーダーして漸く目的の相談に入ったのは私が
入店してから約3時間後だった。





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