ただひとつ。Side Story
それから…
本当に彼等らは、少しずつ疎遠になっていった。
お互いの友達、お互いの生活……
それぞれがそれぞれに……
新しい何かを築いていたのかもしれない。
クラスが離れていることも、大きな要因だった。
移動教室が増えて、例え同じ階にいても…
すれ違うことは少なかった。
和志も然り、それはもう一人の友人·神尾大地にも言えることで……
たまに遠くから手を振る……、
その程度だった。