ただひとつ。Side Story
『そーゆーまこ先輩こそ気まずくないんスか?昔好きだった男もいるんでしょ?』


「………。」



それは…


大ちゃんのこと?


それとも……



『まあ、今は関係ないですね!すみません、余計なこと言って。』




「…ううん。大丈夫だよ、全然。てか、過去のことだもん。」



…そう、


全ては過去のこと。



だって今は……



『…なら…、まこ先輩に会って欲しい人がいるんだけど。』




「…は?」




『まこ先輩、俺の応援に何度も来てくれたじゃないですか?それで、それ見てた俺のバスケの先輩がまこ先輩をえらく気に入っちゃって…。紹介したいんですよ。』



「…はあ…。」



『言っておくけど、真面目な人ですよ。【みっちー】のポジションです。』


【みっちー】って…


ああ、漫画のス○ムダンクの?



『俺は絶対まこ先輩と合うと思うんだよなー…。マジでいい人!かっこいいし言うことナシ!』



「………。」



『…な~んて、駄目ッスよね。昔からそーゆーの嫌ってたし…』




「……いいよ。」




『…え?』




「それは、昔の話。…会ってみたいな。」


『…マジっすか?!いや、マジでセンパイ喜びますよ!』


「…うん。どうなるかはわからないけどね。」


『そんなの、なるようになるもんですよ。「明日は明日の風が吹く」!今を楽しくいかないと。』


「うん、確かにそう思う。」


『……。まこ先輩、変わりましたね。』


「…そう?」


『うん。壁がとれた感じ。』


「あははっ、そっかな?」


『そうッスね。いや、いいことですよ。』


「………。」


『まあ、詳しい話はまた後で!実はさっき写メとっといたから後で見せますね。』


「…用意周到じゃない。顔、知ってるよ?」


『え。あ、そりゃそーか。でも映り最高なのでやっぱ見せときます!』







< 74 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop