君と私。


目をつぶると、昔のフラッシュバックが起こる。


そこには、小さな私が写りだされる。


『葵、一人で大丈夫ね?お留守番できる?』


『うんっ!』


幼かった私は無邪気に笑っている。


お母さんも優しく笑って、髪の毛を撫でた後に家をでていく。


それから…


家の中に入ってくる人々…


それに怯え、泣いている私。


過去に引き戻されそうで、怖くて、恐怖で震えだす自分がいた。


震えだした自分のせいで、椅子も一緒に揺れる。


怖い…


一人は、いやっ…!!

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