騙し、騙され、愛の渦
事の発端は、翔太が貰ってきた名刺にある。


翔太はお酒が大好きで、晩酌は勿論の事、外に飲みに行く 事もしばしば。


付き合い始めた頃は、2人で居酒屋で飲むのが主で、家で 飲む事はしなかった。


一緒に住む事が決まり、お互いの生活の始まりが同じ場所になった時から、家で晩酌をするようになった。


翔太は大好きの次元を通り越していて、アルコール依存かと思う程に浴びるように、毎日飲んでいた。


350ミリのビールを6缶。 翔太にしてみれば、まだまだ足りない量だと言う。

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