涙ペットボトル




「聖なる夜に恋人たちは過ごすんだよ」



キラキラっとヒロトくんが言う。



「ヒロトきもっ笑」



うん。キャラ濃いね!



「で、あかり、どうすんの?」



かのんちゃんは、あたしに聞く。



実は、あたし前から考えていたこと
がありまして─………。



「あのね!提案なんだけど─………」




「うん」
「うん」
「うん」



「ほんとに迷惑だったら別にいいし

聖なる夜に恋人たちは過ごすんだから

いいんだけどっ!」




「う、うん」
「お、おう」
「おうっ!」



「よ、4人……で、


過ごさない………?」




そう。あたし、前からこの4人で

クリスマス過ごせたらなって思ってた。




「…………だめかな?」



「いや。オレは、いいよ?かのんも
いいだろ?」



「うん。あたしは、いいよ?

……………けど……」


「優太がなぁ~」



2人は、うんうんと頷きながら

優太くんをみた。


あたしも優太くんをみると


ショボーンとしていた。


ゆゆ優太くんっ?!





< 237 / 300 >

この作品をシェア

pagetop