Special Edition
「終わったか?」
「うん」
「じゃあ、帰るぞ」
「うん」
絢が鞄を手にして廊下へ出て来た。
俺は気持ち悪いほどの王子スマイルで
「Merry Christmas!良いお年を♪」
ワザとらしく軽くウインクして…
絢の手を掴んで一目散にその場を後にした。
背後から…
「「「神宮寺くんもMerry Christmas☆」」」
悲鳴にも似た黄色い声を浴びせられながら。
通学路を暫く歩いて…
信号待ちの俺と絢。
「なぁ……絢」
「はい?」
「で、願い事って何だ?」
「えっ!?何、いきなり?」
絢は驚いた様子だが別に驚く事はねぇだろ。
俺なんか、この5日間気になって仕方ねぇのに。
それに今日は、約束の終業式の日なんだし。