Special Edition


何故か困った様子で俯いた絢。

俺はそんな絢の顔を覗き込む。


そして、容赦なく…


「で、何?」


視線は絡むが黙ったまま。

何なんだ?一体……。


そんなに言い辛い事なのか?

別に“カフェにケーキ食べに行きたい”とか

“一緒にイルミネーション見に行こう”くらいなら

別にどうってことねぇんだが…。

俺が人込み嫌いだから言い出せねぇのか?


ったく、仕方ねぇなぁ。



「カウントするぞ?」

「えっ!?」



いつもの如く、目を見開いて俺を見る。


そして足踏みを始め…

手が宙を舞い始め…

潤んだ瞳で俺を見る。



「いいのか?カウントしても」

「ダメッ!!」



フッ、珍しく即答しやがった。


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