Special Edition
翌日、
1日中市内観光を楽しんだ俺らは
ホテルのラウンジで珈琲を。
「要、そろそろ時間じゃない?」
「ん?……あぁ、そうだな」
時間を確認し、俺は商談へ。
杏花はその間、スパへと向かう予定。
「1人で大丈夫か?」
「うん、たった2時間だし、大丈夫」
「そっか」
サラリと『大丈夫』と口にする杏花。
俺は例え2時間でも離れたくないのに。
フッ、俺の方が大丈夫じゃないなんてな。
―――――チュッ
「ッ?!!////////」
杏花のおでこに軽くキスを落として、
「じゃあ、行って来るな」
「うん////」
ほんのり赤らめた杏花をその場に残し、
俺は商談へと向かう事に。
無事に商談を終え、
俺は急いでホテルに舞い戻った。
フロントの前を通り過ぎようとした、
―――――その時!!