Special Edition
「お待たせぇ~」
―――――ポスッ……。
へ?……ん??
突然の行動に唖然とする俺。
浴室の扉が開き、杏花が姿を現したと思ったら
いきなり俺の胸に倒れ込んで来た。
そして……―――。
俺の腕の中で立ったまま寝ている杏花。
マジかよ……。
バスローブ姿の杏花を抱きかかえ、
とりあえず、寝室に運ぶことにした。
ベッドへゆっくりと下ろし、様子を見るが
起きる気配が全くない。
まぁ、仕方ないか。
あれだけハイペースで飲めば、こうなるわな。
ってか、シャワーを自力で浴びれた事が凄いだろ。
今後は勘弁して貰わないと。
待ってる俺の気がもたない。
俺は杏花に布団を掛け、
シャワーを浴びる事にした。
シャワーを浴び終えた俺は、杏花のいる寝室へ。
薄暗い部屋を歩み進めて……。
静かにベッドに潜り込んだ。
ギッと軋むベッドに反応して、
杏花がゆっくりと寝返りを打つ。
そして――――……―――