Special Edition


「あ~ぁ、いいなぁ~。私も赤ちゃんが欲しいっ!!」

「おいおい、志帆、欲しいって……。ビールを買うのとはわけが違うんだぞ?」

「だって、欲しいモノは欲しいんだもんっ!!先輩と仲良く、マタニティライフを送りたいっ!!」


プクッと膨れた志帆ちゃん。

駄々を捏ねても美人は得よね。

何しても愛らしくて、何でも許せちゃうもの。


私の身体を志帆ちゃんから奪還した大和は満足そうに微笑みながら、胡坐を掻いた膝の上に軽々と私を座らせた。


「ちょっ//////大和っ、志帆ちゃん達が居るんだからっ/////」

「だから?」

「っ////だからって、下ろしてよっ////」

「“下ろす”だなんて、縁起の悪い言葉は口にするな」

「なっ………」


ダメだ。

彼には何を言っても通じそうにない。


2人の視線に耐え兼ね、毛布に顔を埋めると、


「健ちゃん!うちらも作ろうっ!!」

「はっ?」

「今からでも遅くない!!先輩の子供と同級生にしたいのっ!!」

「おいおい、志帆、勘弁してくれよ」

「ダメッ!!絶対、3月31日までに産むんだからっ!!」

「おいっ、早坂、何とかしろよ」

「何とかしろと言われましても……」


返答に困り、苦笑するしか出来ないよ。


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