Special Edition
「昨日判った。今、妊娠6週目。出産予定日は11月の下旬」
「キャアアァァァ「うるさぁぁぁあぁぁーーーいっ!!」
叔母様の声を掻き消すように大和も声を張り上げ、そんな2人の被害に遭う私を守る為に、彼は私の両耳を手で覆った。
ますます興奮する叔母様に相反して、ますます眉間にしわを寄せる大和。
別に揉めるような事でもないのに、何でだろう?
私のせい??
「えっと、あの………お店の方は宜しいんですか?」
「店?あ~あんなのは、あの人に任せてれば大丈夫よ!!それより、寒くない?お腹空かない?気持ち悪くない?眠くなったりしない?」
興奮気味の叔母様は、次から次へと質問を浴びせて来る。
そんな姿に見兼ねた大和が、
「煩い!ギャーギャー騒ぐとお腹の子に影響を及ぼす!!」
「そうなのっ?!」
「えっ?」
大和の勝手な憶測のもと、適当に吐き捨てた言葉に真に受ける叔母様。
私は唖然としてしまった。
すると、