愛するが故に・・・
私が家を出ると、和真さんの部下が私に声をかけてきた。


「どちらにお出掛でしょうか…」


『いつものマスターの店に行きます。心配はしないでください。

 それから、いつもの店なので付いてこないで…』



私はそういい、急ぎ足でマスターの店に向かった。


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