【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
やがて彼女は、噛んでいたのか赤くなった唇を僅かに開いて
「どうして……止めてくれないのっ……?」
と震える声で訴えてきた。
そんな彼女を冷ややかに見ている俺は、もう彼女を愛していない。
_______ いいや、最初から、愛してなんか居なかったんだろう。
「……別に、別れたってツラくない」
思ったとおりの事を伝えただけなのに、彼女は顔を真っ赤にすると
「最低!」
と大声を上げながら去っていった。