【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
「そ。じゃあさ、俺がもらってもい?」
「ん?な、何を?」
「何をって勿論、恋______ 」
「すいません」
不意に、低い声が降ってきて、私の重心が後ろに傾けられる。
それが光弥の胸のなかだって気付いて、顔が赤くなっていく。
こ、光弥……!!
「これ、俺のなんで」
そう言うと、光弥は私を引っ張ってどこかに連れていった。
後ろでひかにいが、切なそうに「知ってるよ……」と呟いたことさえ、気付かずに。