【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【下】:近々加筆修正予定
言葉を詰まらせながらそう言うと、ふいに視界が真っ暗になった。
「ーーーーーヤダ。」
その低い光弥の声が近くで聴こえてきて、その体温の上昇と感触からして、抱き締められてるのは一目瞭然で。
不覚にもまた、胸がドキドキしてしまう。
止まれ。
止まれ。
ドキドキなんかするな。
ドキドキと一緒に、少しの罪悪感にも苛まれる。
こんなこと、彼氏でもないのにするのはおかしいから。