極上の愛文
誇り
離れ行くかもしれない友

止めない

だけど伝えたい


いつだった?

あなたが、ここの職場は人間関係がいいから

そう言って、笑ってた

そんなあなたは、まぶしかった


どうして?

最近のあなたは、投げやり

苦しいからだよね

わたしはあなたの苦しみの100分の1を味わっただけで
100倍の苦しみを味わったような感覚になる

だから、えらそうなことは言わない


ここを去るのは、ほんとうに成長のためだよね?

逃げではないよね?

成長のための道なら、きっと良い場所に辿り着ける

だけど、投げやりで逃げ道をさがしたら、辿り着く場所は満足する場所だと言える?


だから、成長のためだと胸を張って言ってほしい。

だから、10年間続てきたことに誇りをもってほしい。

あなたが作り上げてきた物も、積み上げてきたその技術も、あなたの誇り

わたしは、物を生み出せる人を尊敬する

同じ手なのに、どうしてこんなにちがうんだろうって


ねぇ、あなたが繰り返してきたことは、何も無駄なんてないんだよ

だから、あのころのまぶしい笑顔に戻ってほしい


あなたの決心が変わってしまえばいいのに

そう思うけど、止めないよ

もう手遅れかもしれない

それは、あなたが変わってしまったから?

それは、他のだれかに変えられてしまったから?

わからない

だけど、伝えたかった



ありがとう
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