極上の愛文
Half life butterfly
わたしの元へ飛んできてくれたあなた

疲れてるのにどうして?

だけど、羽が連動して 騒ぎ立つくらいに嬉しいわ


キスを落として、あなたの蜜を吸う

どうしてこんなに満たされるのかしら?

汚れた羽も痛んだ心も、全部全部 愛蜜に満ちる

キラキラ黄金に輝くように


初めて聞いた

強い花のあなたが、もう長くはないかもしれないと呟いた

いつも注いでくれる愛蜜を、今はわたしが注ぐ番

愛と一緒に半分あげたい わたしの命

そうしたら、一緒に消えられる

黒い羽に 赤い牡丹の花を浮かべながら絡む 至福のとき

あなたが咲かせたのよ、満開に


もっと わたしを味わって

もっと あなたを味わいたい

あなたの体に 漆黒が止まる


Half life butterfly


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