あなたは天使を信じますか?【完】



『…雅っ!』




そんな雅に私は思い切り抱きついた。





…せっかく会えたのに…。



泣きたくないのにあとからあとから零れ落ちる涙。





そんな私を見た雅は、






『オレ、決めてるんだ、天使になったら一番に七美を幸せにしに行くって、だから待っててよ、七美』








そう言って、私の唇に優しいキスを落としたんだ。






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