あなたは天使を信じますか?【完】


今日で、雅がいなくなってから1年がたつ。





時々、雅を思い出して辛くなる時もあるけど、大分立ち直ってきた。











それは、そんな矢先の出来事。







いつものように、学校へ行く道を歩いていた私の前にヤツは、現れたんだ。






私の大好きなあの笑顔を携えて。






まるで、ちょっとどこかに旅行に行っていて…今戻ってきたばかりのように…。





雅は、片手をヒラヒラふりながら私の前に舞い降りた。






『七美、久しぶり』





そう言いながら。




< 3 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop