Oh!
そう思って当麻の姿を眺めていたら、彼の隣に誰かがいることに気づいた。

当麻の隣にいたのは、女の子だった。

彼女は、当麻と同じ制服を着ていた。

あたしは、唖然となっていた。

「――まさか…」

彼女、じゃないよね?

当麻に彼女がいても、おかしくない。

それにさっき、あたしが理人に言ったじゃない。

彼女の1人や2人いてもおかしくないって。

でも…いざ目の当たりにしてしまうと、心が折れそうになった。

親しく、それも楽しそうに当麻と彼女は話をしている。

何の話をしているのだろう。
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