これからは…
午後の予定を確認しながら園田・莉彩とともに医局に戻ると医局長・神宮寺晶が顔を上げた
海斗の父・信次と同期でここ、黒崎病院ERを取り仕切る元締め
頼りになって、大人の美しさを放つ医局長だ
「あら、立花先生、いいところに。さっき宮本製薬会社のご令嬢が見えられてね。医院長室に来てほしいそうよ」
医院長室?
宮本製薬会社のご令嬢?
誰だそれ
海斗なら知っているだろうか
心底嫌そうな顔をした後に教えてくれそうだ
「昔うちと取引のあった製薬会社よ。今はどうも黒崎君とそりが合わないらしくて打ち切ってるみたいだけど」
それでも時々新薬ができたどうのと医院長室に押しかけてくるらしい
「あそこは以前から黒崎先生狙いだったからそれもあって契約を打ち切ったらしいのよね」
同期だからこそ知る秘話だろうか
「で、その製薬会社のご令嬢が私に何の用でしょうか」
「なんでも救命で働く女医さんにいろいろ聞きたいことがあるとなんとか」
「はあ…」
なんか嫌な予感しかしないわ
海斗の父・信次と同期でここ、黒崎病院ERを取り仕切る元締め
頼りになって、大人の美しさを放つ医局長だ
「あら、立花先生、いいところに。さっき宮本製薬会社のご令嬢が見えられてね。医院長室に来てほしいそうよ」
医院長室?
宮本製薬会社のご令嬢?
誰だそれ
海斗なら知っているだろうか
心底嫌そうな顔をした後に教えてくれそうだ
「昔うちと取引のあった製薬会社よ。今はどうも黒崎君とそりが合わないらしくて打ち切ってるみたいだけど」
それでも時々新薬ができたどうのと医院長室に押しかけてくるらしい
「あそこは以前から黒崎先生狙いだったからそれもあって契約を打ち切ったらしいのよね」
同期だからこそ知る秘話だろうか
「で、その製薬会社のご令嬢が私に何の用でしょうか」
「なんでも救命で働く女医さんにいろいろ聞きたいことがあるとなんとか」
「はあ…」
なんか嫌な予感しかしないわ