これからは…
「で、気が引けて電話をかけ直さないほど飯田とバット振ってたと」

こうやって海斗を見下ろすって新鮮

なんてのんびり思いながら

「うん。本当は飲みに行きたかったんだけど、気がついたらいい時間だったからそこでお開きにしたけど」

それがどうかした

小さく首をかしげる

「しるふ」

すっと立ち上がった海斗が名を呼んでくる

「何」

見上げると見下ろしてくる漆黒の瞳は、今何を考えているんだろう

「もう一個たんこぶ作っていいか」

「ええ!?」

放たれた言葉に反射的に頭部を抑える

なんでこんなにsが強いんだ、と思いながら

「冗談だ」

「……海斗、今日サドだよ。いや、いつもだけど。今日はいつの数倍サドが出ているというか、へたすると数十倍なんじゃないかと…」

ぼそぼそとつぶやいていると海斗が思いのほか優しく頭を撫でてくる

されるがままになりつつ、白いシーツを見つめる

この感じも数か月ぶりだ
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