お願い…先生。

え…。
先生が、私を??

『え…、あ、はい…
滝沢、気を付けてな』
疾風くんは
あの笑顔で
手をふって帰っていった。

先生の方に
歩いていったら
いいのか
どうするべきなのか
考えてたら
先生が歩いてきた。
『彼氏?』

『え!?誰がですか?』

『北山。』

『ち、違いますよ!』

『ふーーん。』

ふーんって何??
もし
疾風くんが
彼氏だったら
何??
先生、もう
そういうのやめてよ…。

期待しちゃいけない…。
わかってるのに…。
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