お願い…先生。

茉莉は、ハッとして
涙をぬぐう。



隣の席の
松島さんが
『大丈夫?どうしたの?』って
声をかけてきた。



『あ…だ、大丈夫!
あくびがでちゃってさ!
あ〜眠いっ。』



強がって言った。
気づかれたくなかった。
先生を好きなんて
しったら
皆引くよね……。



『本当?ならよかった。』



それっきり
松島さんも何も聞いて
こなかった。



< 86 / 189 >

この作品をシェア

pagetop