噂の三兄弟と遠い約束【Berry's Cafe限定】
「そんな目して、誘ってる?」
「さ、誘っ?!」
「クスッ・・・じゃぁ、一緒にお風呂入る?」
そう悪戯にいうと、雪稀は顔を真っ赤にしてフルフルと首を振った。
恥ずかしさから、そうするのは分かっていたけど
実際されると、ちょっと寂しいかな。
「そ?じゃ、俺はシャワー浴びてくるから、雪稀はもう少しココで横になってると良いよ。」
そっと、彼女の身体を持ち上げてソファに寝かせる。
そして横に落ちていたタオルを拾って、彼女の目に掛けた。
「・・・りっちゃん」
「すぐ戻るよ。」
「うん。」
立ち上がろうとしたとき、不安そうな声を出す。
だから、安心させるように彼女の頭を撫で振れるだけのキスをした。
「クスッ・・・寝てる。」
スウェットのズボンだけ履いて
濡れた髪をタオルで拭きながら、ソファをのぞけば
規則正しい寝息をたてて、丸まって寝ている彼女。