アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
私達はバレンタインの夜、簡単に…そう、とても簡単に食事を済ませ、いつものように、はじめんちのbarのいつもの広すぎるVIPルームに来ていた

『いつまで拗ねてんだよ』

『拗ねてないって』

と言いながらも、はじめに背を向けカウンターに座る私

『仕方ないだろ?お互いに残業だったんだし…俺、マジで、あそこの立ち食い蕎麦好きなんだよ』

そう…
立ち食い蕎麦ね
名前の通り
立って食べる蕎麦屋…

なんで、バレンタインの夜に二人して駅前の立ち食い蕎麦屋で食べなくちゃなんないのよっ!

ひどすぎるぅぅうう~!!

『俺が真子を初めて食事に誘った記念の店だろ?結構、緊張したんだぜ?』

『本当に?だって、とっととバスで帰ったじゃない。あの時…』

『そりゃ、あん時はまだ本性バレてなかったから、これ以上一緒にいると本性、バレるって思ったんだよ。嬉しかったから…蕎麦屋の出汁がおいしかったって、かわいい顔して言うから…』

な、なによ…
照れるじゃん…







イヤイヤイヤイヤ

だからって~
今日も行くことないでしょ~!!
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