アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)
売り場に着くと…


いたいた
キッチリ七三の普通の佐藤くん



佐藤くんはバックヤードのゴミがちゃんと分別出来ているかチェックしている所だった


なんか…
声掛けづらい…
いやいや
意識するなって私
ヨシッ


「ぉはょうげざいまぁ~しゅ…」


うわっ
声裏返ってるし
しかもカミカミじゃん私


「おはようございます。佐川さん」


なんだ…
普通じゃん…
緊張して損しちゃった…えっと…お礼だよね


「佐っ藤くんっ、き、昨日はありがと。送って貰って…」

佐藤くんは分別の手を止めると

「クスクス…いいえ、どう致しまして佐川さん?」

と言いながら私の頬に手を添えた…







えっ…
なに…
なななななんなのよぉーっ!!



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