アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)









「私…佐藤くんの事、好きみたい…多分…」






わちゃ~
言ってしまったよ~



急に恥ずかしくなって、席を立とうとしたら
当然
佐藤くんに引き留められて、そのまま抱きしめられた

ありがとうって
ギュウって
抱きしめられたんだ


でね
一旦、体を引き離すと、ものすごく近い距離で
鼻と鼻がくっくつくらいの距離で…

「今日は本気でするよ」

って言うから…

ただ、うんって頷いたんだ

するとそのまま、お互いの唇と唇が重なって…

何度も何度も重なって…

啄む様に下唇を甘噛みされて…

少し唇が開いた途端に、佐藤くんのキスは深いものとなった


な、なによ…
全然、普通じゃないじゃん…
こんな激しいキスなんて…
ダメだよ
私、もう…
普通じゃいられないょぉ…



私はそっと、佐藤くんの首に腕を絡めた…



< 85 / 164 >

この作品をシェア

pagetop