いちごmiruku

クリスマス

今日は待ちに待ったクリスマス!!
だから輝とデート♪
しかも私、ケータイデビューしちゃいました!!
もう嬉しいことばっかなんだ。
「苺~?いつまで寝てるの~もう10時よ~」
お母さんの声で目が覚める。
「うん・・・・ってえぇ?もう10時?」
輝とも待ち合わせは10時30分・・・
「いやぁ~」
遅刻しちゃうっっ。
私は急いで支度して家をでた。
「あ~ぁ今日は可愛くしていこうと思ったのに・・・」
待ち合わせの駅まで走りながらも髪をとかす私・・・。
今日の私の服装は白のポンチョの茶色にキュロットにショートブーツを履いて髪は下ろしてるんだ。いつもは二つ結びだけどね。
輝、可愛いって言ってくれるかな・・・?
そうおもいながらも駅に着くともう40分。
「あれ・・・?いない・・・」
待ち合わせ場所に行くと輝がいない・・・。
どうしよう間違えたのかな?
それとも遅かった?
「わっ!!」
・・・・・・・・・・。
「輝?」
「なんだよ~驚かそうと思ったのに」
ちえっっと言いながらも笑う輝。
こういうのいいなぁ。
と思いながら輝を見ていた。
「で?どこいく?」
「あ、どこでもいいよ。」
「あっそうだ・・・・・」
ガサガサとかばんの中を探る私。
「あった!!。はい、お誕生日おめでとう。」
そう言って渡したのは、青のリストバンド。
「たしか輝バスケやってたよね?」
「あぁ、」
よかった、使ってくれるかな?



輝side
なんだよ可愛すぎだろ苺・・・。
つ~か俺のプレゼント喜んでくれるかな??
もしかして嫌がるかな?
まぁ、苺のことだろうからそれは無いと思うけど。
「輝?どこ行くの?」
「あ?あぁ・・・」
俺の馬鹿ー、のんなぶっきらぼうに言うか?
もっと優しく、俺らしく、・・・ってか俺らしくってどんなだ??
「はぁ・・・」
ため息ばかりつく俺。
ってかどこ行こうかな、やっぱ王道の遊園地とかか?
でもしょせん中1、金もなければ行き方も分からない。
映画・・・はないな。
いまやっているのはドロドロの恋愛映画かチビが見るようなアクションもの・・・。
とりあえずシヨッピングモールでも行くか?
・・・・・
「よし、行くぞ!!!」
「えっ?どこに?」
「いいから、ついてこい!!」
「う、うん・・・」
苺は俺の後ろをちまちまとついてきた。
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