虹になる日がきたら

「3」



視られてた…。


あらチャンに内緒であらチャンの誕生日プレゼント代をと思って始めたティッシュ配りのバイト


「美人は目立ちますから「お前っておかしくない?美玲が俺から離れるわけねぇよ」


あらチャン…ありがとう。


諦めたのか帰って行った一年の子



「…マジで浮気されてたなんてな」


あらチャン?


「お仕置きが必要だな」


あらチャンの部屋のベッドにネクタイで縛られ気が遠くなるまで抱かれた。







~新side~


ハッキリ言って美玲バカだ俺は。


美玲中心で生きてる。


アイツには年の離れた兄貴が居た。


出来が良い兄貴、皆の憧れで俺も憧れてた。


でも、ある日…。


美玲を庇い亡くなった。


車の信号無視だった。

 
その日から美玲は泣かないし笑わなくなった。


誤解されやすく、美玲の周りから仲間は居なくなった。


俺が唯一の話し相手だったのに感情に流されてた。


今となっては、美玲が泣いて告白してきたのは話し相手を離したくなかったをじゃないかとか…考え過ぎかも知れないが、最近の美玲の行動は明らかに変だ。



その答えが解らないまま1年の女生徒が街で知らない男と歩いてたとの情報。


異常なまでの嫉妬心が芽生えた。


どこかで美玲は俺から離れないと高をくくってたのかも。


ソレからはむごく今となってはハナシテヨカッタと思ってる。


~新side終~









日に日に束縛が激しくなってきて、バイトも辞めざる終えなくなった。


学校の登下校に休み時間の行動、最初は嬉しかった。


愛されてるって感じが伝わってて、でも最近では



「今、アイツの事視てたろ?」


視てないのに怒られてぶたれて場所なんかお構いなしに無理やり抱かれる。



「いっ……!あら「美玲がいけないんだからな?」


と、言って学校でも外でも抱かれる。


抱かれた後には決まって優しいキスをされてギュッとされる。



私は日に日に体に痣とキスマークが増え体力も消耗して食欲もなくなり体重が激減していった。




友達が心配してくれたけど、あらチャンを突き放す事が出来ないで居た。



そんな関係が続き大学に進んだ。



私は国立大学に合格、あらチャンは浪人してしまい苛立っていた。



段々、お互いにやる事がちがくなっていき週3日位になった。



















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