おやすみ、先輩。また明日

ちがうよ、先輩。



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その後、ヤンキー先輩からの連絡がなくなって。

やっぱりなって、気落ちした。


しょうがないけど、とても寂しい。



めそめそうつうつとしながら、自分の為に炭酸ゼリーを作って食べては半べそをかいて。


一週間後、夏祭りの日。

わたしは須賀ちゃんや学校の友だちと待ち合わせをして、神社のお祭りに来た。


薄暗くなり始めた境内で、電飾や提灯が優しく光っていて綺麗。

お囃子や子どもの笑い声、それからてき屋のおじさんの呼びこみが、わたしの心をわくわくさせる。


お祭りってどうして、子ども心を呼び起こさせるのかな。


鳥居の下に行くと、須賀ちゃんたちが先に着いていた。



「わあ! 須賀ちゃん、浴衣似合う!」



ボーイッシュなイメージのある須賀ちゃんが、紺の大人っぽい浴衣を着ていてびっくりした。

短い髪にも蝶の髪留めをつけていて、なんだか色っぽい。

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