おやすみ、先輩。また明日








その日の部活終わり。

わたしは部長と神林先生を呼びとめた。


1年の2人も合わせて5人で調理台を囲む。



「それで、話というのは何かな? 桜沢さん」


「はい。須賀さんも山中さんも調理に慣れてきたと思うので、夏休み後からは2人にもそれぞれ別のものを調理してもらったらどうかと思って」



わたしの言葉に、須賀ちゃんと山中さんは目を丸くした。

そしてそろって戸惑ったような表情になる。



「待ってよ桜沢~。わたしまだレシピとか考えらんないよ~」


「こういう物が作りたいって決めたら、レシピを考える時はわたしも手伝うよ。って言っても、わたしはお菓子しか詳しくないんだけどさ」


「それならいいけど、ちょっと不安だな~」



須賀ちゃんは大雑把で失敗も多いから、自分でも不安らしい。


でも彼女の場合、わたしや須賀さんがいるから大雑把でもなんとかなると思ってるふしがあるから、ひとり立ちした方が慎重になって上手くいく気がするんだよね。

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