強迫性狂愛

―――……


そっと、寝返りを打って迅の寝顔を見つめた。



迅……



あなたは、迷わなかった?


私をこうやって側に置くこと。



大金を払ってまで、側において…



どういう気持ちで決めたの?


私を彼女にしたいだとか、


好きだとか


そういう感じはどうしても迅からは見受けることができないから


本当に私のこの、人よりも少しだけ温かい手を求めて私を側に置いているの?



そんな理由で…


選んで…


後悔はないの……?

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