強迫性狂愛
少しだけ、絡まっている髪を手で解いて隣に眠る迅を起こそうとすると



「百花…っ」



屋敷を走ってきたのだろうか、息を切らした紅を不思議に思い見上げると



「…っ、明日からね……」


「え?何?冬休みだよね?」


「そう、冬休みなのよ…」


「?」



なに?ともう一度、首を傾げると



「紅、俺が話す…」


「黒澤様」


「何?明日から何かあるの?」



後ろを振り向いて、迅に視線を向けると



「あぁ、たいしたことじゃない」


「そうなの?」



そのまま、唇を噛み締めた紅が部屋を去った後に、私は迅から衝撃的な話を聞くことになるのだった。
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