饅頭(マントウ)~竜神の贄~
その男が、波立つ川に驚いた様子で顔を上げた。
そして、ぐんぐん迫る水の竜に、息を呑む。
「な、何だ・・・・・・?」
平気で供物を根こそぎ奪う輩だ。
端から神など信じていないので、何が起こっているのか理解できない。
虎邪が、男に向かって声を張り上げた。
「この神を冒涜する外道め! 神の怒りを受けるがいい!!」
男の少し前で川を覗き込んでいた破落戸に、水の竜が突っ込んだ。
あまりの衝撃に耐えられなくなり、虎邪は転げ落ちる前に、自ら地に飛び降りた。
その瞬間、大量の水と共に、血の雨が降った。
同時に虎邪のすぐ横に、どさりと一本の腕が落ちる。
「ひいいえぇぇぇ」
情けない悲鳴に振り返ると、竜神は破落戸の肩を食い破り、その勢いのまま、男の後ろにいたもう一人の破落戸に襲いかかっていた。
そして、ぐんぐん迫る水の竜に、息を呑む。
「な、何だ・・・・・・?」
平気で供物を根こそぎ奪う輩だ。
端から神など信じていないので、何が起こっているのか理解できない。
虎邪が、男に向かって声を張り上げた。
「この神を冒涜する外道め! 神の怒りを受けるがいい!!」
男の少し前で川を覗き込んでいた破落戸に、水の竜が突っ込んだ。
あまりの衝撃に耐えられなくなり、虎邪は転げ落ちる前に、自ら地に飛び降りた。
その瞬間、大量の水と共に、血の雨が降った。
同時に虎邪のすぐ横に、どさりと一本の腕が落ちる。
「ひいいえぇぇぇ」
情けない悲鳴に振り返ると、竜神は破落戸の肩を食い破り、その勢いのまま、男の後ろにいたもう一人の破落戸に襲いかかっていた。