光に向かって…
どうせ、眠れぬならばと




月に聞いてみた




『私の進むべき道はこれでいいのか』と




当然


月は何も言わないし


答えない


当たり前だ


当たり前の事なのに


無性に悲しみが溢れる


誰でも良い


誰でも良いから


君の進むべき道は


それで良いのだと


いって欲しかった


そんな夜だった





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