Disteny~Plelude~
「軽い記憶喪失ってやつ……?じゃあもしかしてどういう経由で、洋館の十字架に吊るされたのかわかってない?」
「うん……そうみたい。ごめんなさい」
洋館で吊るされたいとう事も覚えていない。重症……だよね。
「そうか……あ、俺は時多怜司(トキタ レイジ)住みも思い出せないんだよな……ならしばらくうちに居候するといい」
「えっいいの?!」
「あぁ」
そう言って怜司君は王子様のような笑みを浮かべる。いや怜司君って本当に王子様かもしれない……部屋を見渡しても高級そうな家具ばかりだし。