【完】アタシは3代目。
「俺を信じろ」
そう言って大地は、ちゅっと優しいキスをした。
「大地、好きだよ。信じてる。
けどね、ここ、路上なんだけど…」
「えっ!?マジかよ。
でもさ、仁さん達に俺らの関係を知ってもらえて、これから楽じゃん」
そう言ってチラッと後ろを見る大地。
あたしもつられてみてみると、真っ赤な顔をした仁達がいた。
真っ赤ってことは、本当にキスしてたの見られてたんだ…。
屈辱的なんだけど。
「何ならもう一回、ココでちゅーするか?」
さらっとこんな台詞言える大地が、おかしく思えてくる。