社長には堕とされません
「……ご連絡…なさいますか?」
「ん?」
貰った名刺を古都ちゃんに渡すと不安そうに呟いた
「連絡?さっきの人に?しないよ、どうして?」
不思議そうに古都ちゃんを見ると
「そうですか。なんでもありません」
ほんの一瞬だけど嬉しそうに微笑みを浮かべた
???
「……嫌いだった?さっきの女」
「え?いえ…私はその様な感情は」
嫌いだったんだ(笑)
「そっ、まぁいいや。じゃあ今日の夜の予定教えて?」
「本日のですか?」
「うん。予定入ってるんでしょ?」
「……。」
いきなりおし黙る古都ちゃん
「予定は無いです…本日はどなたとも食事などの予定はございません」