社長には堕とされません



「あ〜…蕎麦「申し訳ございませんが、予定が入っておりまして…お昼はまたの機会にお願い致します。」




予定なんか入ってないのに古都ちゃんは俺と女の間に割り込んできて誘いを断った





「えー?そうなんですかー?残念、夜はお暇?」




それでも諦めずにグイグイくる女に





「申し訳ないのですが、夜は先約がありまして」




夜の誘いもキッパリと断った





「じゃあ…これ私の番号なので電話下さい」




昼も夜も断られたのに女はめげずに俺に名刺を渡してきた。




「ありがとうございます。連絡しますね」




名刺を受け取りソイツに向かってニコッと微笑んだ。




「では、仕事があるのでこれで」





ペコっと頭を下げて今村の車に乗り込むと



< 131 / 160 >

この作品をシェア

pagetop